英語学習において意識してほしいポイント5つ

英語学習方法

はじめに

 みなさん、こんにちは!

 私は生まれてからず~っと英語とは全く無縁の生活を送っていました。ところが、30歳を過ぎた時に急に仕事で英語を話なければならなくなったことがきっかけで英語学習を始めました。(学生時代に勉強した英語の内容は大人になってすっかり忘れていたので、「三単現のs」からやり直しました。)
 それから自分なりに工夫をしながら学習を続け、現在ではビジネスレベルの英語を身に着けて海外の方とコミュニケーションがとれるようになりました。

 大人になってから英語をやり直したいと思っている方、日本にいながら英語を身に着けたいと思っている方、効率のいい勉強法を探している方、そんな方々に向けて私の経験に基づいた英語学習方法について書いていきたいと思います。

 今振り返ってみると、「ここを意識していて本当によかったな!」と思う点と、逆に「ここをもっと早く意識していればもっと英語学習の近道ができたんじゃないか?」と思う点があります。みなさんが効率よく英語を学習できるように今回は英語学習をする上で意識しておいてほしい5つのポイントについてご紹介します。学生時代、英語の試験のためにしてきた勉強と、英語のスピーキングのためにする勉強ではやり方も異なってきますのでぜひご参考までにご覧ください。

英語学習において意識してほしいポイント5つ

  1. 音を大事にする
  2. 文型を理解する
  3. イメージを活用して理解を深める
  4. テキストは周回する
  5. たくさんの英語に触れる

「音」を大事にする

 私が学生の頃は、英語の授業というと和訳や英作文中心で英語の「音」を重要視していなかったように思います。音読する機会もそんなになかったので、本当は良くありませんが正しい読み方も知らず英単語をローマ字読みで覚えたりしていました。そのように正しい読み方を確認する習慣がないと、自分で覚えている単語の読み方と実際の読み方がかけ離れていてリスニングで非常に苦労することになります。また正しく英語の音を理解していないと、自分の言っていることも相手に理解してもらうのは難しくなります。

 リスニングしたり伝わりやすい英語を話すためには、発音記号の学習が必要になってきます。ぜひ英語の発音記号がそれぞれどんな音なのか、それぞれの発音記号を発声する時の口の形や舌の動きや位置がどうなっているのかを確認して自分でも発声できるようにしてみてください。そして英語の単語を学ぶ際は必ず発音記号もチェックするようにしてみてください。「発音記号を学ぶのは面倒くさいなあ」と思われるかもしれませんが、現代社会は英語学習をする上でも非常に便利な時代になってます。YouTubeでちょっと調べてみると英語の発音記号について解説した動画がたくさん出てきますので隙間時間を使うなどしてぜひ視聴してみてくださいね。

 さらに英語で会話をしていると、「頭で単語が浮かんでいるのに、口から出てこない!」ともどかしい思いをすることが多々ありました。この原因は読んだり書いたりする時間は多くても、日本にいると実際に口に出して言う機会はほとんどないことだと思います。学んだ英単語やフレーズを口に出せる環境にいる時はできる限り実際に口に出して練習するようにするのもコツの一つです。

イメージを使って理解を助ける

 英語学習を始めると、前置詞の使い分けやto不定詞とing動名詞の使い分けなど覚えることがたくさん出てきます。これらを英語のテキストの解説文だけで覚えようとするのは限界がありますし、なかなか記憶が定着しないので実際に英語で会話している時にパッと出てこないことがあります。

例えば前置詞「in」の訳は「~の中に」、「on」の訳は「~の上に」です。前置詞の意味を日本語訳だけで覚えていると、乗り物の前置詞などを考えたときに「車に乗るはin? on?」「バスに乗るはin?on?」どちらも使えそうなので迷ってしまいますよね。このような時にはイメージの活用が役立ちます。

      inのイメージ


        onのイメージ

 

inは「区切られた空間の中に入っているイメージ」、onは「接触しているイメージ」です。狭い車の中は空間の中を表す「in」のイメージがぴったりなので「in the car」、バスの中は車よりも広く、歩くことができるので車内の床と乗車している人が接触しているイメージの「on」が使われ「on the car」となります。

 イメージを活用すると分かりやすくて忘れにくくなるだけではなく、ネイティブの英語話者がそれぞれの言葉を話している時にどんなイメージが彼らの頭の中に浮かんでいるのかを徐々に理解することができるようになります。ぜひイメージを積極的に英語学習に取り入れてみてください。

文型を理解する

 私が自分の英語学習を振り返った時に一番後悔しているのは、「最初からもっと文型を意識していればよかった」ということです。自動詞や他動詞などがよく理解できずそのままにしてしまっていました。文型をきちんと理解できていないまま学習を進めても、ある程度は英語を使えるようになったのですが、やはり5文型を理解しないままでいると正確に英語の文章の意味を理解できませんし、会話においても正確性が欠けてしまっていました。

 英語を学習していく中で知ったのですが、英語は日本語と違って語順が変わると意味が変わってしまうくらい言葉の配置がとても大事な言語です。英語の5文型を理解することで英語力は格段にアップすると思います。私も最初からこのことを知っていたら、「もっと英語学習の近道ができたのにな」と思っています。

 当時の私と同じように何となく文型の勉強を後回しにしている方がいたら、私と同じような失敗をしないためにもぜひ文型をマスターしてください。

 

テキストは何回も繰り返して周回する

 英語学習をしていると、ついつい新しい英語学習の本に飛びついてそのまま山積みになっている…心当たりがある方もいらっしゃるかもしれません。あれこれと英語学習の本に手を出すよりは、「この内容を絶対身に着けたい!」と思った英語学習の本は何度も何度も繰り返して周回するのがおすすめです。一度さっと読んだだけではなかなか内容が身につかないのですが、何度も何度も繰り返しているうちに本の内容が確実に身に付きます。

最初から内容をしっかり理解する必要はありません。それでも最初はものすごく時間がかかると思います。ですが、何度も繰り返すうちに、どんどん覚えている部分が増えくるので周回するペースがどんどん早くなってきます。あまり分厚い本だと途方もない時間がかかって途中で挫折してしまうので、ある程度薄めの本の方がおすすめです。

 さらに「一冊の英語学習の本をやりきること」によって自信もつきますし、英語学習に欠かせない継続力も上がってきます。

たくさんの英語に触れる

 英語教材の本についてはあれこれ手を出すのではなく、本当に覚えたい内容の本にじっくり向き合うことをおすすめしましたが、英語教材以外については一つのコンテンツだけでなく色々な方法でとにかくたくさん英語に触れることをおすすめします。以前オンライン英会話のレッスンでフィリピンの先生が教えてくれましたが、フィリピンでは映画などの娯楽コンテンツの多くが英語だそうです。小さい頃からたくさんの英語に触れているのでアジアの中でも英語が得意な国民が多いようです。

 一方、日本では日本語のコンテンツが充実していて英語に触れる機会がありません。日本にいながら英語学習をするためには、積極的にたくさんの英語に触れていきましょう。具体的には英語の本を読んだり英語のYoutube動画を視聴したり、移動時は英語のpodcastを聴く、などです。できれば英語に触れている時はただ読んだり聞き流したりするのではなくて知らない単語が出てきたらメモをして後で調べる、会話で使えそうなフレーズが出てきたらメモを取るなどしてみてください。

 このように複数の英語コンテンツに触れていると、別のところで学んだ英単語やフレーズがそれとは別のコンテンツの中で遭遇することあります。そうするとどんなシチュエーションの時に出てくる英単語やフレーズなのかよく理解でき、記憶にも残ります。

 また、音を大事にするの項目でも述べましたが、正しい発音を知らないと相手の言っていることが聞き取れないうえにこちらの言っていることを理解してもらえません。たくさん英語に触れることで英語の発音やリズム、イントネーションに慣れることができる点においても英語と触れ合う機会を増やすことは非常に重要です。

まとめ

  • 音を大事にする
  • 文型を理解する
  • できる限りイメージで理解する
  • テキストは周回する
  • たくさんの英語に触れ

 以上、英語学習において意識しておいてほしいポイントを5つご紹介しました。これらを意識するのとしないのでは学習効率が変わってくると思もうので、ぜひ参考にしてみてください。

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